人と違うこと
人と違うこと
人は皆それぞれ個性を持つ
全く一緒の人などいないはず
しかしこれは皆同じだろう、
という先入観がある場合がある
例えば「信号の色は青・黄・赤と見える」
これは当たり前か
否、見えない人がいる
強い色弱の人から見るとはっきり区別できない
私は信号の光っている場所で判断している
小学生の時にそれは判明した
教室に一人だけ残され、さりげなく行われた検査に
見事に引っかかっていた
優しく説明されたが、クラスで一人だけの疎外感は
厳しい現実であった
そのころ絵画教室に通っていた
先生に打ち明けた
「人と違う絵が描けるからいいじゃないの」
素晴らしい説明であった
落ち込みは解消し、その日も絵描きに勤しんだ
服を選ぶときは今でも妻が同行する
不便だが死ぬほどの何かではない
個性と捉えて生きる方が得というものだ
智詩