雷おやじ


雷おやじ

 

昭和の時代では

男はずいぶん威張ってたものだ

私の祖父もその一人

明治生まれで戦後のゴタゴタの中で

事業を立ち上げ骨太の人生を歩んだ

僕が生まれたころはかなり年を取ってたが

機嫌を損ねた時の雷はすごかった

私は祖父を怒らせないように振舞った

子どもが大人に配慮する

今では見ない気がする

色んな育て方があって良いが

大人が子供に合わせてばかりは

良くないような気がします

私は雷おやじが笑った顔が好きだった

 

智詩

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雷が落ちると家族は凍り付いたものだ